2014年1月29日水曜日

五年生交流大会

1月25日に五年生交流大会があり、U-11から2チーム参加しました。
年が明け、最初の特別練習のミーティングで、この大会の意味を話し、また目標を自ら立て試合に臨んだことで、選手達のモチベーションはいつになく上がっていました。
 昨年末のスタッフミーティングにおいて、レアッシの理想の選手像とはなにか!?といったテーマを議題にあげ、長時間の議論をしました。
 そこでクラブの求める“理想の選手像”が生まれました。それは大きく二つのスキルからなると考えました。
 ひとつは、サッカーという競技をする上で必要となるスキル…ボールを止める、蹴る、運ぶといったいわゆるテクニックといった部分や、個人・グループ・チーム戦術やプレイモデル、そういった直接的なスキル。
 もうひとつは、コミュニケーション能力や協調性、ロジカルシンキングや問題解決力などの間接的なスキル。
 この二つを兼ね備えた選手、それがクラブの求める理想の選手であるという結論にいたりました。
 当然、今までもスポーツ、特にチームスポーツにおいては間接的スキルの重要さは唱えられてきました。しかし、多くの場合、精神論的な方法で習得されるもの、と間違った手法で指導されてきました。そういったものを再度見直し、新たな取り組みを年明けより行いました。内容に関しては、またの機会にご紹介したいと思いますが、今回の五年生交流大会で早くもその成果が多く見られました。
 選手達は、自ら考え進んでコミュニケーションをとり、問題に直面した時は、何とか自分たちで考え解決しようと試みていました。
 ベンチから多くの指示を必要とすることはなく、まさしく間接的スキルアップを感じ、また、それがサッカーのプレイにも多くの好影響を与えることが証明できました。
 勝敗だけが価値観の全てではありません。しかし、スポーツは勝つことが目標です。勝利に向かってどのようなアプローチで、どのような手法をとり、また新たな成長、発見をしながら勝利する。また敗戦する。
 選手達は試行錯誤の中で、たくましく成長しようとしています。転ぶ前に手を差し出したくなるものです。人生の経験が少しだけ多い私たち大人は、答えを知っているだけに、ついつい余計なアドバイスをしたくなるものです。情報化社会も当たり前になり、何でも答えが見つかる時代です。しかし、本当の答えは経験からしか得られないのではないでしょうか!?サッカーという素晴らしい競技の中で、選手達は多くの成功と失敗を繰り返し、経験という生の答えを感じながら、猛烈なスピードで成長していっています。私たち大人が何をしてやれるか、それを深く考えさせられた大会でした。

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